「関トレ」とは?

当院で行っている関トレという 運動療法 を紹介します。

「関トレ」とは

関トレとは、関節トレーニングの略で、理学療法士の笹川大瑛先生が考案した、関節を守る筋肉を鍛える トレーニング法。

人間の身体は、どの関節も2つ以上の筋肉で支えられている。

 ①  いずれか一方の筋肉をよく使ったり
 ②  支えている筋肉が弱ったりすると

バランスが崩れ、関節に負担がかかり、痛み姿勢の悪化変形コリになる。

そこで、弱った筋肉を鍛えることでバランスを整え、正常な関節運動が行えるようにして、痛みや姿勢を改善していく。

整形外科や整骨院では、「腰が痛い」「膝が痛い」と言えば、電気やマッサージ、ストレッチ、温めたり、鍼灸(以下マッサージ)が行われます。

これは、強い(張った)筋肉をゆるめることを目的として行われています。

それに対し、関トレ弱った筋肉を鍛えることを目的としています。

高齢者の長引く痛みのほとんどは、筋力の弱りから引き起こされています。

運動のし過ぎ・・・など、何かをやり過ぎた後では、マッサージが有効。
でも、慢性腰痛変形性膝関節症など、長引く痛みには「関トレ」が有効。

一般的な治療院当院
治療方法電気・マッサージ・
ストレッチ・温める
マッサージ・
筋トレ(関トレ)
目的筋肉を緩める筋肉を強くする
トップダウン型ボトムアップ型
対象運動のし過ぎ長引く痛み

使い分けが大切です。

しかし、今はどこの治療院に行っても、緩める・・・・ばかり。
それは、スポーツの後や若い人向けです。

「筋トレ」と「関トレ」、何が違うの?

「関トレ」も「筋トレ」と同じく 筋肉を鍛えます。しかし、鍛える筋肉目的が違います

一般的な「筋トレ」は身体を動かす筋肉。

それに対し、「関トレ」は身体を支える筋肉

「身体を動かす筋肉」と言えば、腹筋や背筋、太ももの大腿四頭筋やふくらはぎ。
トレーニングをするときも、動かしながら行いますよね。

それに対し、「身体を支える筋肉」とはインナーマッスルと言われる筋肉。
腸腰筋や腹横筋、多裂筋や菱形筋など、あまり聞きなれない筋肉。
動かす、というより、じっと力をこめる 感じ。

筋トレ関トレ
身体を動かすトレーニング身体を支えるトレーニング
アウターマッスル インナーマッスル
腹筋・背筋・大腿四頭筋など 腸腰筋・腹横筋・多裂筋など

動かす力 vs 支える力

実はこの身体を支える筋肉」は超重要!!動かす筋肉より重要と言っても過言ではありません。

なぜなら、動かす」ことは「支え」がないとできないから。

例えば、急に雨が降ってきて、窓を閉めようとしたとします。

このとき、イス(回転するタイプ)に座ったまま閉めようとしたら?

回転イスがクルッと回り、窓ではなく自分の方が動いてしまいます。

これは、 動かす力 > 支える力  だからです。

ここで、床に足をつき、踏ん張ってみます。

すると、自分が動くことなく、無事に窓を閉めることができます。

このように、支え」がないと、「動かす」ことができないのです。

「関トレ」が目指すのは、

動かす力  支える力

「動かす力」以上に「支える力」があると、動いたときに痛めることはありません。

「関トレ」を行うときのポイント

  1. 正しく行う
  2. なるべく力を入れる

1. 正しく行う

関トレでは、これまで何度も述べてきたように、腰や膝・肩などの関節を支える筋肉を鍛えていきます。

ただ、この「支える筋肉」を鍛えていくのは、簡単ではありません。

その理由は、“わかりにくい”から (苦笑)

方法は、「関トレ」に載っていますが、本を見てやってみても、正確に行うのは難しいです。

なぜなら、目的とした筋肉に力を入れようとすると、他の筋肉にも力が入ってしまうから。

笹川先生が腰・股関節の「関トレ」動画をアップして下さっているので、紹介します。

腰・股関節の痛みを改善させる関節トレーニング

当院では、治療だけでなく、“自分で行う方法” を積極的に覚えていただきます。

一度の治療より、日々のトレーニングの方が大切ですから。

2.なるべく力を入れる

これは筋肉に関係します。

弱った筋肉」というのは、これまで 普段の生活の中で あまり働いていません

そこで “なるべく力を入れる” ことで、意識的に働いてもらいます。

これを何度も繰り返します。

すると筋肉が「あっ、働かなければいけないんだ」と自覚するようになり、やっていくうちに、普段の生活意中でも無意識に働くようになります。

しかしここで、注意があります。

力を入れ過ぎはダメ!

ということ。

正確に行えるようになっていれば大丈夫なのですが、「力を入れ過ぎる」と別の筋肉も働いてしまい、目的とした筋肉が働かなくなってしまうのです。

そのため、1.の正しく、が必須条件です。

メディア掲載情報

「関トレ」はこれまで、本が出版されていますし、以下の雑誌などでも紹介されました。

AERA ( 2018/5/2 )

膝の痛みには、筋トレより「関トレ」! たった1分でできるトレーニングのすごい効果 〈週刊朝日〉
「慢性的に膝が痛い」「歩くと膝が痛い」といった膝の痛みの悩みを抱える人は多い。膝が痛く、日常生活もままならないこともあるだろう。医療従事者を中心とした読者に向けてメルマガを発行している、理学療法士の笹...

日本経済新聞( 2018/12/26 )

「関トレ」でイキイキ 腰や膝の関節守る筋肉トレーニング 
関節を守る筋肉を鍛える「関節トレーニング(関トレ)」はシニア世代が自宅で手軽にできる健康法だ。道具は使わず動作は単純。体力がない人や運動が苦手な人でも無理せず自分のペースで継続できる。腰や膝の筋肉を

女性自身( 2019/2/20 )

講座は毎回満員、「関節トレーニング」でいつまでも元気に歩く | 女性自身
「膝や腰の慢性的な痛みは、関節や筋肉の生活習慣病とも言えます。正しい姿勢で歩ける状態を維持するためには、これらを正しく鍛えることが大切です」   そう話すのは、理学療法士の笹川大瑛さん。笹川さんは“予約の取れない理学療法士”として人気で、健康に関する講座を開けば毎回満員になるほど。「腰が痛くて立ち仕事がつらかったが、痛...

‘ してもらう ’ではない、“自分で行う”、すごく良い治療法です。

覚えたい方は、ご連絡ください。

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