『腰痛診療ガイドライン』要点

投稿

疫学

  • 腰部への身体的負荷が大きい作業は、腰痛発症の危険因子である。 p16
  • 運動不足や喫煙は危険因子とは言えない。p18
  • 腰痛の発症と遷延に心理社会的因子が関与している。p21

ストレス、うつ状態、過労、仕事の内容・収入・環境への低い満足度、人間関係の不良などの心理社会的因子がもっとも腰痛の要因になり、 痛みに対する不安感恐怖感が腰痛を長引かせる要因なっている、と述べられています。

診断篇

腰痛患者に対して画像検査を全例に行うことは必ずしも必要でないp26.

注意深い問診と身体検査により,
 ・red  flags(危険信号) が認められる腰痛,
 ・神経症状を伴う腰痛,
 ・保存的治療にもかかわらず腰痛が軽快しない場合には,画像検査を推奨する.

治療篇

1. 腰痛に対して薬物療法は有用である。p.40

2. 運動療法は慢性腰痛(3ヵ月以上)に対して高い有効性がある。p.48

3. 認知行動療法は,亜急性または慢性腰痛の治療に有用である。p.54

安静は必ずしも有効な治療法とはいえない。p.38

電気療法が腰痛に対して有効か無効かはわからない。p.46.

牽引が腰痛に対して有効であるエビデンスは不足している。p.46

ブロック注射や局所注射の腰痛に対する効果について一定の結論は得ら れていない。p.57

手術(脊椎固定術)と集中的リハビリテーションとには明確な差はない。p.59

マッサージや徒手療法カイロなど)、 鍼治療 は他の保存的治療法よりも効果があるとはいえない。p.61

コメント

タイトルとURLをコピーしました